ストレスで頭痛、吐き気、めまいが起こる!原因と対処法は?
2016/06/16
現代はストレス社会。ストレスを全く感じないという方はほとんどいないと思います。 強いストレスを受け続けると、体調にも支障が出てきますよね。
朝起きると気持ち悪くて学校や会社に行けない。イライラすると頭痛が起きる。などなど、心の元気がなくなると、身体の方も元気がなくなり不調になってしまいます。
今日はそんなストレスによる頭痛や吐き気、めまいが起こる原因と対処法をご紹介します。
ストレスで頭痛、吐き気、めまいが起こる原因は?
ストレスによって体調が悪くなる原因は、自律神経の乱れです。 自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つからなる神経のことで、内臓の働きを促したり、血を全身に送ったり体温調節をするなどとても大切な働きをしています。
この自律神経のバランスが崩れてしまうと、自動で行っているこのような働きが上手く行かなくなり、体の様々な部分に支障が出てしまうのです。
ストレスで頭痛がする
自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になると、首や肩の筋肉が緊張して硬くなり、血流が悪くなってしまいます。その結果、頭痛が起きやすくなってしまうのです。こうしたストレスによる頭痛を緊張型頭痛といいます。
ストレスで吐き気がする
ストレスによって自律神経が乱れると、胃腸の働きも上手く行かなくなってしまいます。 胃腸は副交感神経が優位になることで活動的になるのですが、ストレスによって交感神経が優位になると、胃腸の働きが弱まり、胃もたれや吐き気、便秘や下痢などの不快な症状が起こるようになってきます。
ストレスでめまいがする
ストレスによって交感神経が優位になることで、耳周辺機能の血行も悪くなってしまいます。その結果、耳が聞こえ辛くなったりめまいや耳鳴りが起こりやすくなります。
ストレスによる体調不良の対処法
ゆっくり休むこと
まず第一に、無理をしないことが大切です。 ストレスによる自律神経の乱れは無理をし続けると益々悪化してしまいます。
横になってゆっくり休んで、出来るだけ何も考えないようにして心を落ち着けましょう。こうすることで副交感神経が優位になってリラックスし、痛みやコリがほぐれてきます。マッサージやアロマもおすすめです。
身体を温める
身体が硬直し緊張しているところをしっかり温めてあげましょう。 蒸しタオルやカイロを使ってお腹や首周りを温めてあげることで血行が良くなり症状が治まります。可能であれば入浴や足湯をすればさらに効果的です。
ストレスに効く自力整体
ストレッチや体操も効果的です。
【やり方1】
- 床や椅子に座り、自然な呼吸をします。
- 両手の指先を合わせてみぞおちに当てます。
- 息を吸います。
- 次に、吸ったときよりも3倍の長さで息をゆっくり吐きます。吐きながら上半身を前に倒します。
- 息を吐ききる直前、体全身にぐっと力を入れます。
- そして息を吐ききったら、一気に全身の力を抜きます。
- そのまま2~3呼吸おこないます。
- ゆっくり上半身を持ち上げ、元に戻します。
- これを何回か繰り返し行いましょう。
【やり方2】
- 座った状態で、まずは息を吐きながら右に上半身をねじり、自分の背中を見るようにします。ゆっくり行いましょう。
- 息を吐ききる直前、体全身にぐっと力を入れます。
- そして息を吐ききったら、一気に全身の力を抜きます。
- そのまま2~3呼吸おこないます。
- ゆっくり上体を元に戻します。 左も同様に行いましょう。
【やり方3】
- 親指を中に入れた状態で両手でグーを作ります。
- グーをした手を上に向け、肘を曲げて開きます。
- その状態で腕を後ろに寄せていきます。このとき、息を吐きながら全身思いっきり力を入れます。
- そして一気に力を抜いて脱力します。
- これも2、3回繰り返し行って下さい。
以下に詳しい動画を紹介しています。この体操を行うことで、体中がポカポカして血の巡りが良くなり、気分の落ち込みなどのストレス解消につながります。
最後に
ストレスによる頭痛や吐き気、めまいの原因、対処法を詳しく見ていきました。
最後にご紹介した体操をやってみたところ、普段中々取れ辛い肩のこりが緩和されてとてもすっきりしましたよ。続けると頭痛やストレスにもすごく効き目がありそうです。ぜひ皆さんも試してみて下さい。